インドに行く前に覚えておきたい!デリーでよくある詐欺の手口と対策

インドは豊かな文化や美しい観光地で知られる魅力的な国ですが、観光客を狙った詐欺も多いのが現実です。特に初めてのインド旅行では、不安を感じる方も多いかもしれません。

実際、インドは「三大ウザい国」とも称されることがあり、私も出発前は少し心配でした。

そこで、これからインドに旅行を計画している皆さんのために、デリーでよく見られる詐欺の手口とその対策方法をまとめました。事前に知識を持つことで、回避できるトラブルもあると思います。

ぜひ参考にしてみてください!

デリーでよくある詐欺の手口

メトロ高架詐欺

ニューデリー駅周辺では、旅行者をターゲットにした詐欺が頻発しています。

特にメトロのニューデリー駅を利用する際、偽の駅員が「チケットがないと進めない」と言い、旅行者を騙そうとするケースがあります。その後、オートリキシャに乗せられ、高額なツアーを売りつける旅行会社に連れて行かれることが多いです。

また、チケットを持っていても「キャンセルされた」と言われ、車で移動しなければならないと言われることも。こうした詐欺師は「政府公認の旅行会社」と言って信用させようとしますが、本物の旅行会社は客引きなんてしません。もしこのようなことがあったら、100%詐欺だと思って注意しましょう!

対策

メトロの駅には公式の案内がありますので、突然の案内や勧誘には応じないようにしましょう。もし疑問があれば、駅の正式な窓口で確認してください。

DTTDC詐欺

ニューデリーでは、タクシーやオートリキシャの運転手、または親切そうな地元の人が
「観光地は閉まっている」「別のツアーがオススメだ」
と言って、観光客を意図的に別の場所に連れて行くことがあります。

連れて行かれる先が、デリーで有名な詐欺の旅行会社「DTTDC」(デリー観光開発公社)だったというケースが多発しています。そこで高額なツアーを勧められ、無理に契約させられることがあります。

DTTDCとはデリー観光開発公団DTTDC(Delhi Tourism&Transportation Development Corporation)といって、「地球の歩き方」にも敬されている素性の知れた団体です。

対策

「政府公認」と言われたら、詐欺を疑いましょう。政府公認の旅行会社はしつこい勧誘は行いません。観光地が閉まっているかどうかは自分で確認し、もし疑わしいと思ったら、その場を離れましょう。

タクシー・オートリキシャ詐欺

空港やデリー駅周辺で、タクシーやオートリキシャを利用する際、詐欺師グループが運営するホテルや土産物店に案内され、高額な料金を請求されることがあります。

また、ドライバーが「そのホテルは今休業中だ」とか「この道を通るには通行書が必要だ」などと嘘をついて、目的地とは全く違う場所に連れて行くことがよくあります。

案内された場所が、先ほどの「DTTDC」だったということも多数報告されています。
そして、乗車代金も高額な請求されることが多いです。

特に空港やデリー駅に到着したばかりの旅行者がターゲットになりやすいです。

対策

配車アプリ「Uber」を利用すれば、ドライバーや料金の情報が事前に分かるため安心です。さらに、Googleマップなどの地図アプリで自分の位置を確認し、正しい道を進んでいるか確認しましょう。

ガイド詐欺

親切そうな現地の人が「無料で案内する」と言って近づいてくることがありますが、最終的には高額な土産物屋や宝石店に連れて行かれ、しつこく買い物を勧められることがあります。

対策

突然のガイドの申し出は断り、信頼できるツアー会社やガイドブックで口コミ評価の高いガイドを利用しましょう。

インド旅行で詐欺を回避するための5つのポイント

1 現地情報を事前に調べる

渡航前に現地の詐欺手口や最新の治安情報をインターネットで調べることが大切です。旅行ガイドや現地の掲示板、SNSなどで最新情報を入手しておくと安心です。

また、インドの文化や慣習を事前に学び、現地での違和感を早期に察知できるようにしておきましょう。

2 公認のツアー会社を利用する

信頼できるツアー会社や、オンラインで口コミ評価が高い旅行代理店を利用することが、詐欺を回避する一つの方法です。地元の人々が勧めるツアーやガイドは、注意が必要です。

もしツアーやガイドを利用する場合は、事前に口コミを確認し、旅行会社の評判をしっかり確認しましょう。

3 配車アプリを活用する

インドの都市部では、「Uber」などの配車アプリを活用しましょう。
これらのアプリでは、乗車前に料金が表示され、トラブルを未然に防ぐことができます。

また、アプリを通じて、ドライバーの評価や車両の情報を確認できるのでタクシーよりは安心できます。

4 信頼できるホテルに宿泊する

ホテルの選択も重要なポイントです。宿泊するホテルが信頼できる場所であれば、万が一のトラブル時にホテルスタッフがサポートしてくれることがあります。

宿泊予約の際は、評判の良いホテルや国際的なチェーンホテルを選ぶと、安心して滞在できます。

5 不審な勧誘は断固として断る

観光客をターゲットにした詐欺師は、親切を装いウソをついて近づいてきます。少しでも怪しいと感じたら遠慮なく「NO!」と断る勇気を持ちましょう。

中にはものすごくしつこく勧誘してくる人もいます。はっきりと断って、冷静にその場を立ち去ることが大切です。

6 最新のガイドブックを読む

インドに行く前に、最新のガイドブックを頭に叩き込む。地球の歩き方には詐欺の手口も載っているので、時間があれば一通り目を通しておきましょう。

旅の賢人たちがつくったインド旅行最強ナビ

丸山ゴンザレス&世界トラベラー情報研究会

まとめ

インドは多様な文化、歴史的遺産、そして美しい自然を楽しめる魅力的な国です。
しかし、その一方で旅行者をターゲットにした詐欺も少なくありません。
だからこそ、事前の準備と注意が大切です。

常に周りの状況に気を配り、トラブルに巻き込まれそうな場面では、無理せず安全な場所に移動することも重要です。何かあれば、すぐに現地の大使館や警察に連絡する手段も確保しておくと安心です。
旅行を楽しむためにも、慎重に行動しつつインドの魅力を存分に満喫してください!

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